2010-10-21(Thu)
抹茶カフェ:台湾で盛況 北九州の「つじり」が開店

抹茶カフェ:台湾で盛況 北九州の「つじり」が開店 - 毎日jp(毎日新聞)
日本茶販売を手掛ける北九州市小倉北区の「つじり」が、台湾・台北市に抹茶カフェ「TSUJIRI辻利茶屋」を今月、現地法人と協力してオープンした。日本独特の抹茶を使ったジュースやソフトクリームなどを販売しており、行列ができるほどの盛況ぶり。辻利之社長(56)は「小倉発の“抹茶カフェ”を世界各地に展開したい」と意気込んでいる。
台湾の現地法人などと合弁会社を8月に設立。10月7日に開業した百貨店の中に店を構えた。厨房(ちゅうぼう)を含めて約50平方メートルで、座席は10席。抹茶関連のドリンクや日本茶などを販売、初日は約1100人が来店。現在でも若者を中心に来店し、1日の平均来客数は約1200人に上るという。
辻社長らは約3年間、現地で市場調査を実施。「既にスターバックスなど抹茶関連商品を扱う店があり、潜在需要がある。日本文化の本物を求めている」と出店を決めた。
つじりは、1860年に京都・宇治で創業した茶屋が九州支店を構えたのが始まり。現在、北九州市内で3店営業している。
合弁会社は、シンガポール、香港などにも出店を狙っており、来年中には台北市にさらに2店舗出店する計画。辻社長は「世界に通用するビジネスモデルに育てあげたい」と話している。